ISO認証取得のコンサルティング
ISO認証取得 (品質:9001(QMS)、環境:14001(EMS)、労働安全衛生:45001(OHSMS)、情報セキュリティ:27001(ISMS))のご支援を行っています。
ISOとは 【International Organization for Standardization(国際標準化機構)】 の略称です。 工業標準の策定を目的とする国際機関で、各国の標準化機関の連合体です。 1947年に設立され、現在では147カ国が参加しています。 本部はスイスのジュネーブ。日本国内では、2008年リーマンショック以降、認証件数が減少していましたが、2013年ごろから再び増加に転じているようです。なお、ISMSの認証件数については、当初から増加しています。
ISO審査員としての数々の審査経験を活かし、ISOの取得、運用のコンサルティングを実施しています。
ISOの整備・運用については、ぜひご相談ください。
ISOの整備は、審査予定日の3~7か月前から準備を行うことをご提案しています。
あらかじめ、マニュアル(EMS、QMS、OHSASの統合システムマニュアル)のひな形サンプルをご提供します。
ご指導を交えながら、上記期間内で、自社の運用に沿った形でマネジメントシステムの整備を行います。
帳票類は、各組織で、既に利用されているものを前提としますが、不足している場合は、必要に応じて、当事務所からサンプル帳票を提供しつつ、整備を進めて頂きます。
マネジメントシステム構築後は、自社で運用・定着されることが重要です。
当事務所がお手伝いすることで、効果的・効率的なISOの整備・運用につなげます。
整備面、運用面限らず、お気軽にご相談ください。
サンプルの統合マニュアル(品質、環境、労働安全衛生のトリプル規格版)
サンプルマニュアルは、20ページ程度とかなりスリム化しています。
ボリューム的に大丈夫か?と不安があるかもしれません。
ですが、ご心配は無用です。
たかだか20ページ程度のサンプルマニュアルでも、規格の要求事項を、「全て」「確実」に抑えているので、効率的にISOシステムが構築できます。
しかも、品質(ISO9001:2015)、環境(ISO14001:2015)、労働安全衛生(ISO45001:2018)のトリプル規格版です。
この程度のボリュームでも、実際、不適合の指摘なく、審査を通過しています。
逆に、ボリュームの大きすぎるマニュアルを作ってしまうと、現場サイドが運用しきれず、結果的に、不適合を出してしまう可能性があります。したがって、ボリュームを小さくして、効率的な整備・運用を行うことがポイントなのです。
サンプルマニュアルをベースに、御社の業務プロセス、及び現在業務で使用している帳票を、適宜あてはめていき、御社のマネジメントシステムを構築することで完成します。
(※2015年版では、マニュアル自体は求められていませんが、ISOを整備・運用する上では、マニュアルを整備した方が利点が多いと思われます。)
ご注意:
当事務所代表は、ISO審査員の活動も実施しており、一定の独立性や客観性の確保する必要があります。
そのため、同じ企業様に対して、同様な時期に審査と支援(コンサル)の同時提供は不可となっておりますので、予めご了承ください。
費用について
下記は、新規構築の場合を想定しています。
既に構築済みの場合などで、部分的に変更が必要な場合は、期間的に短くできる可能性があります。個別にお見積もりいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
品質・環境・労働安全衛生の単独認証の場合(構築3~4カ月コース)
ISO9001、14001、45001 のいずれか単規格の構築をお手伝いします。
【ご支援内容】
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サンプルマニュアル、その他ひな形フォーマットのご提供
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毎月1~2回の御社への直接訪問によるご指導を行います。
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メールによるご質問は期間中、無制限にお受けします。
⇒費用はお問い合わせください。
その他旅費(鹿児島市内、日置市内は無料)、追加事項は別途費用を申し受けます。
品質・環境・労働安全衛生の複数認証の場合(構築5~7か月コース)
ISO9001、14001、45001 を含む複数規格の構築をお手伝いします(ダブル規格、トリプル規格)。
【ご支援内容】
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サンプルマニュアル、その他ひな形フォーマットのご提供
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毎月1~2回の御社への直接訪問によるご指導を行います。
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メールによるご質問は期間中、無制限にお受けします。
⇒費用はお問い合わせください。
その他旅費(鹿児島市内、日置市内は無料)、追加事項は別途費用を申し受けます。
情報セキュリティの認証の場合
⇒費用はお問い合わせください。
コンサルティング可能なISO規格
当事務所代表は、ISOマネジメントシステム(品質=ISO9001(QMS)、環境=ISO14001(EMS)、情報セキュリティ=ISO27001(ISMS)、労働安全衛生=45001(OHSMS))の現役審査員(国内大手のISO審査機関の契約審査員)として、主に九州圏内を中心に活動を行っております。もちろん、各規格の内容については、精通しております。
品質、環境、労働安全衛生、情報セキュリティのISO規格の整備・運用について、ご支援可能です。
鹿児島県という土地柄か、ISOの審査先企業は、建設業が多い状況ですが、もちろん、その他の業種のお客様にも対応可能です。
ISO規格のご紹介
◆ISO9001 品質マネジメントシステム
1987年に制定された組織の品質マネジメントシステムに関する国際規格。顧客満足を向上させるための方針・目標を定め、その目標達成 のために継続的に改善活動を行っていくための仕組みのことで、世界で110万以上の認証実績となっています。ISO9001の取得のメリットと しては、製品サービスの品質の一貫性と規制要求事項との適合性、適切な作業慣行の定型化、お客様満足度の向上と付加価値の保証 などがあります。組織のパフォーマンス改善の枠組みとして経営層に利用できるものにもなっています。 最新版は、2015年9月に発行されたISO9001:2015年版で、3年間の移行期間を経て2018年9月14日にISO9001:2008年版は失効します。 2015年版の特徴として、より汎用性が高まりどの業種でも利用しやすいこと、またISO規格の共通仕様を定めた附属書SLに従っており、 複数のマネジメントシステム規格を統合したマネジメントシステムの構築も容易になっています。
◆ISO14001 環境マネジメントシステム
1996年に制定された環境マネジメントシステムの国際規格。組織の活動、製品及びサービスを通して環境へ及ぼす影響(環境負荷、環境 影響)を低減していくための仕組みのことです。ISO9001が製品やサービスの品質に焦点をあてているのに対し、ISO14001は、環境保全 に焦点をあてており、法令などの順守を重視するのが特徴です。環境への意識の高まりとともに導入組織も年々増え、現在200ヶ国以上、 約35万の企業・組織が認証を取得しています。認証取得により、環境に配慮した組織としてのイメージアップ、他社との差別化、知名度の 向上にもつながります。また、CSRの観点から認証取得組織を対象に融資金利の優遇制度を導入している金融機関もあります。 2015年にISO9001と同時発行された2015年版が最新版で、ISO9001と同様にISO規格の共通仕様を定めた附属書SLに準じたものとなり ます。旧版のISO14001:2004年版は、2018年9月14日に失効します。
◆ISO45001 労働安全衛生マネジメントシステム
かつて、OHSAS18001は1999年に制定された労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格で、組織が従業員の業務上の労働安全と健康を 管理・改善するための仕組みでした。現在は、OHSAS18001からISO14001に引き継がれ、品質・環境マネジメントシステムと併せて導入する組織が多数存在します。 認証取得を経営審査の加点評価対象にしている自治体もあり、導入組織も増えています。 ISO45001は、ISO9001,ISO14001と同様、ISO規格の共通仕様を定めた附属書SLに準じており、他のマネジメントシステムと統合し易くなりました。
◆ISO27001 情報セキュリティマネジメントシステム
2005年にBS7799をベースに制定された情報セキュリティマネジメントに関する国際規格です。情報化社会である現代では、組織が持つ情報は 重要な資産である一方、災害による損失、システムクラッシュ、不正アクセスによる改ざん・流出・漏洩等の脅威に 常にさらされています。ISO27001では、このようなリスクから情報資産を守り、適切な管理の下、情報の機密性、 完全性、可用性を継続的に確保維持する仕組みを確立することを目的にしています。取得により、情報管理シス テムの確保、社内での意識改革、対外的な信頼性向上にもつながります。ISO27001は情報資産全般を対象にしており、全ての業種・業務分野への導入が可能です。最新版は、2013年10月に発行されたISO27001:2013になります。
ISO2015年版の特徴とコツ
現在の2015年版(ISO27001は2013年版、ISO45001は2018年版)では、旧版と異なり、事業活動と一体化したマネジメントシステムの構築が謳われています。
つまり、今の自社の活動に沿ってマネジメントシステムが構築ができる点で、取り組みやすいものとなっています。
考えやすい例として、ISOでは内部監査を実施することが求められていますが、例えば、建設業の施工現場では、元来、現場代理人の上司にあたる管理職員による現場パトロールが実施されていると思われます。
これは、現場管理(運用管理)が、適切にかつ有効に実施されているか?の観点でチェックされるものです。
趣旨としては、「現場パトロール≒内部監査」です。チェック項目の設定については、多少のISOの知識が必要で、仕組みを見直すことで「現場パトロール=内部監査」と位置付けることは、十分可能であり、実際そうしている企業はあります。
マネジメントレビューについても、元来、全社工程会議が行われていることからも、必要なチェックが行われているはずです。
つまり、「マネジメントレビュー≒全体工程会議」であり、必要に応じて仕組みを見直すことで、「マネジメントレビュー=全体工程会議」とすることが十分可能です。
このように、ISO導入のために新たなイベントを増やすというアプローチではなく、「自社の現在の活動を強化するためのツール」としてISOを利用するというアプローチが重要であり、可能なのです。
前述のとおり、昨今、労働安全衛生がISO化されましたが、ISO化を機に、ISO45001のマネジメントシステムを導入しようと考えている企業が増加しているようです。
結構大変だと思われる方もいますが、そもそも、建設業や製造業では、危険予知(KY)活動や、朝礼その他の取り組みで、労働災害に対する取り組みは、昔から実施されています。
特に、KY活動は、そもそもリスクアセスメントに基づく活動で、ISOの考えもリスクアプローチです。
労働安全衛生の規格は、とても取り組みやすいマネジメントシステム規格であると言えます。
以上、ISOの認証取得、または認証維持をお考えの組織の皆さま、どうぞお気軽にご相談ください。